不遇な経験をしっかり乗り越えると、良いことが待ってることが多い
先週、若手と話していて、
「今の仕事は自分のやりたいことではない。やりがいもそれなりに感じるし、学ぶことが無いわけでは決して無いのだが、他の同期がやりたいことをやっているのを見ると焦る」
という相談を受けた。
非常に難しい問題。そして、とても日本的な問題。
どうしても日本的大企業では、全員が全員やりたいことをやれるわけではない。
育成だとか、戦略だとか、色々な企業側の想いがあり、注力すべきコトに人を送り込む。
が、アンマッチを起こしてたら、そりゃモチベーション上がらないよね。
とてもよくわかる。自分も最初の3年間、完全にアンマッチを起こしていたから。我ながら不遇な三年間だったと思う。
なんで耐えられたんだろう、と思うと、さらにその前の大学院時代がとても不遇だったんだよね。半分は自分が悪かったけど、半分は教授と合わなくて逃げてた。命からがら卒業できたけど、今でもその時代よりも辛い目にあったことは無い。あの頃に比べれば、新入社員時代の不遇さは何とかなった(最後の方に病みそうな時期もあったけど)。
不遇の間も、腐らずに目の前のことをしっかりやりつつ、やりたいことは別のところで牙を研いでおけば良いのだといつも思うのです。
意外とその不遇な期間が後で財産になったりすることが多い。
やりたくないことをちゃんとやれる人って実はとても少ない。
だが、実際にはやりたいことを実現する過程においても、やりたくないような泥臭いことは山ほど出てくる。このやりたくないことをやれるスキルってのは実はとても大事で、そこを磨ける良いチャンスだと思ってポジティブに捉えるのが良いのでは無いかと思う。
もちろん、どうしても、それこそメンタルで倒れてしまうような状況に陥る前にアラームは挙げるべきだが、やはりまずは与えられた仕事をしっかりこなす、と言うことがとても大事だと思います。