人事について考える

人事に来て数年、採用やら育成やら評価やら、色々思ったことをつぶやきます。それ以外のコトもつぶやきます。

就職活動時における英語の重要性

今日のエントリーのきっかけは以下の記事より


スコアが悪いと降格、減給も当たり前。TOEICの受験者数が急増する切実な理由 - 週刊プレイボーイのニュースサイト - 週プレNEWS


若干個人的なところであるが、グローバル化を目指していたとしても、TOEICの点が満点だ、と言う理由だけで採用すると言うことは決して無い。あくまで一要素に過ぎず、エンジニアであれば専門性だったり、バイタリティだったり、コミュニケーションだったり、地頭だったり、様々な要素で総合的に判断する。ただ、だいぶ重要な要素になってきているのは確かだ。

 

グローバル市場に進出したい企業は、入社前は出来なくとも、入社後には出来るように自己研鑽に対するプレッシャーをかなり課しているのではないかと思う。と言うのも、そういった企業では今は少なくても、少しずつ英語で仕事をする割合は増えていくだろうし、そういうときにそういった仕事を割り振られるのはひからびたおっさんたちではなく、出来なくてもがんばれるであろう若手に割り当てられるだろう。そのときに、少しでもスタートダッシュできるように、英語力の向上・グローバルまたはダイバーシティを理解したコミュニケーションスキルの向上というのは、どんなときでも磨いておくべき今後の重要なスキルのように思う。

 

私もすでに30後半にさしかかってきているが、入社時は400点だった私にグローバルな仕事が襲いかかってきたのが、まさに人事に来たとき。ヒーヒー言いながらやっと600点。でも、もちろんまだまだ満足に使えるレベルでは無い。ただ、ライフステージが上がっていくと言い訳が増える。子どもが産まれた、仕事が忙しい、家を買うので勉強に頭が回らない、などなど。それでもどうにか時間を捻出して、様々なスキルを高めていかなければ、この厳しい時代に生き残ることは出来ないと思っている。

 

そういったライフステージが上がっていく前に、学生・新入社員の内に、先日も書いたが、「自己成長のエンジン」を搭載すべく、英語でも、それ以外の専門性でも良いので高めておく。高める習慣を身につける努力をすることが、最終的に自身の満足のいく就職活動につながるように思います。