採用サイト分析:JR東日本 欲しいのは「挑戦・変革人材」
シリーズで、各社の採用サイトを分析して、その会社がどんな人材を欲しているのかを、私の目線で分析してみたいと思います。
第一発目は、理系男子人気ランキング100より、「JR東日本」を分析してみることにしました。
(全然関係ないけど、こういうランキングになっちゃうんですねえ。。。)
スローガンは「一生かけてつくりたい未来がある」
の採用ページ2014のトップは以下な感じです。
このスローガンから読み取れそうなのは、
・長く居て欲しい
・つくりたい=変革・挑戦
・未来がある=夢・ビジョン・個性・やる気を持っている
と言ったあたりでしょうか。
また、写真を見る限りでは、(と言っても制服の差でわかるほど知らないのですが、、、)
・車掌系の皆様(制服と帽子の方)は7人中3人?(男性二人・女性一人)
・技術系作業服を着ている方が二人(男女一人ずつ)
・スーツが二人(本社系の仕事?)(男女一人ずつ)
⇒これらが表しているのは、こういう仕事が代表的にあることを表現。
場合によっては配属の割合を示しているのでしょうか?(ここは完全に勝手な推測です)
・後ろにハヤブサ。変革や新しさを表現。
社長メッセージ『次代を拓く「イノベーション」で変化に挑んでいきたい』
続いてメッセージ。
メッセージはそういう面があると言うことを示しつつ、そうあって欲しい、そのようにしていきたいという経営層の想いが込められている非常に大事なところです。言い方を変えると、現状の課題感からそういった課題を打破する人材に来て欲しい想いが込められていることもあります。
社長メッセージにおいていくつか抜粋しながら、深読みしていくと、、、
『次代を拓く「イノベーション」で変化に挑んでいきたい』
⇒変革人材を求めている。社内に実はあまり多くない、もしくは、もっと必要な状況。
『新たな挑戦に必要なのは、「好奇心」です』
⇒色々なことに好奇心を持った人材を求めている。こちらも社内にあまり多くない、持って欲しい、もっと必要な状況を指している可能性があります。
人事部トップのメッセージにおいても、「挑戦」「変革」という言葉が出てきますので、そういった経験・スキルがあることを具体的で説得力のあるエピソードでアピールする必要があります。
素直に読み解くと上記のようなことなわけですが、これは裏を返すと、そういった人材に、会社を変えて欲しいと思っている裏返しの可能性があります。
社内の年代別の人数状況や平均年齢が気になります。やはり平均年齢が高くなってくると、以下の記事からも読み取れるように閉塞感が漂う傾向が高まってくるように思います。
危うし! 50歳前後のサラリーマン。会社の本音は「もう辞めてもらいたい」!?|「セカンドキャリア」の覚悟|ダイヤモンド・オンライン
こういう閉塞感漂う職場を打破するべく挑戦・変革人材を投入したいと思っている企業は少なくないと思います。ただ、そういう人材が閉塞感漂う会社で働きたいか、と言うとそんなことが無いので、企業としては欲しい人材像に魅力的に映るためにどうするか?と言うことを必死に考えます。
ただ、そういう意味では、今のこの日本全体の閉塞感が漂う感じに於いて、安定志向を求める就活生が増えるのも非常にわかるので(以前の記事「こんな世の中じゃ安定志向になっちゃうよね。。。」参照)、安定志向だけど変革人材という一見矛盾した人が居れば採用することは難しくないように思います。
JR東日本さんがそうだ、とは私にはわかりませんが、大企業は多かれ少なか閉塞感問題を課題として持ってるように推測します。
Mynews Japanの以下のような記事もあるので、色々ありそうな感じはありますが、、、
JR東日本 今どき55才以上の基本給を引上げる「新賃金制度」導入:MyNewsJapan
結論:欲しているのは自社の風土をも変えてくれる「挑戦・変革人材」
と言うのが結論あのでは無いかなあ、と思います。ありきたりですいません。
ただ、大企業はこういったベンチャーに行っちゃいそうな『挑戦・変革」人材を求めるのは一つの傾向のように思います。なので、そういった経験を増やす。もしくは、自身の経験でこういったことに結びつく説得力のないものが無いか?と言うことは積極的にやってみて良いと思います。
今後、ランキングの上から進みながら、同じ業種が出たら飛ばしたりしながら、10社ぐらいはやってみたいなあ、って思ってます。